2015/05/12

急患の手術

異物による腸閉塞疑い。
腸間膜基部への癒着

異物を容れて拡張した小腸は、腸間膜基部、膵臓左葉、脾臓に癒着。

すべての剥離は長時間となり侵襲が大きすぎると判断し、最低限の剥離とするため、腸間膜基部の癒着のみ、腸間膜動静脈を損傷しないように時間をかけて剥離し、膵左葉辺縁、脾臓は一括切除した。

腸間膜動静脈を傷害しないよう剥離
癒着や炎症が原因なのか、閉塞が先だったのか判断しにくい状況であったが、切除後の経過は良好であり、無事退院。

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